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データドリブンマーケティングってnanda?

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ここ数年やたらと会話に出てくるが、データドリブンマーケティングというキーワード。 文字通り、データを起点にマーケティングを組み立てようというマーケティング手法だけど、どの範囲で使うと効果的なのかということを忘れてはいけないと思う。 「それはデータドリブンなやり方なのか」などと会議で発言する人自体がその有効的な使い方を知らない場合も多い。 決められた商品をネットで売る、決められたアプリのインストール数を増やす、などその範囲の効率や効果を上げるためには、もはやデータドリブンな改善は欠かせないしデータなしには前に進めないだろう。1を1.1や1.2に効果を上げていくためにはもはやデータなしには何もドライブできないのが現状だと思う。 ただ、新しい商品やサービスを作る場合や差別化したポジショニングを策定するというような、ゼロを1にする必要のあるステージでは、やはり仮説が必要でそれはデータの裏付けによるものばかりではなく、人力のアイデアなのだと思う。そのアイデアが立ち上がりだしてからのデータの裏付けやデータの検証から、弱点の早期発見からの軌道修正ができる。 アタマで考える部分、それをデータドリブンマーケティングにのせる範囲をしっかりと見極め、バズワードに踊らされないようにしたい。

資料デザインってnanda?

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マーケティングの仕事をしていると、1日で1番長い時間向かいあってるのがパワーポイントやGoogleスライド、キーノートっていう人も少なくないと思う。正直、私も旦那さんの顔を見てるより長い時間スライド編集画面とにらめっこしているほうがこの約10年間の生活時間で長いといえる。 最近特に思うのは、資料作りはその日着ていく洋服を朝選ぶように ‘TPO’ が大事だなと。 例えば、この資料でプレゼンすることにより、誰に対してどういう印象を持たせ、さらにその資料でプレゼンする会議で相手から何を期待するかということを考えながら作ることが、当たり前だけど大事だなとしみじみ感じる。 その場合はもちろんその資料を説明・プレゼンするミーティングがオンラインかオフラインか、大人数かどんな組織の方が来るのかによってスタイルや言い回しも考えてなくてはならない。 資料スタイルは、これが正解というのがないからこそ、その作成者のセンスが問われる。センスというと美的センスと捉えられがちだか、私はこの資料センスはその人のお仕事センスが本当によくわかると思っている。 あるクライアントを担当していた時、必ずその社員の方が商品やサービスの説明を私たちにしてくれる資料の表紙に、(全〇〇頁)と書き添えてあり何故か質問したら、社のトップレベルの方々がそうするように言っているとのこと。資料をプレゼンモードにしているとここから何ページに渡る内容になるのか、質問はじゃあ手短にしようか、などその方達がある程度心構えができるからだそうだ。 表紙では、今日のプレゼンの内容の方向性がパッとイメージできることを、ビジュアルでもテキストでも著そうと心がけている。そして、抱いてほしい印象も。TPO : ファーストインプレッション、だ。何を話すんだろうワクワクする!なのか、この間話した内容をいい意味で裏切ってくれるのかな?と思わせたいのか、今日はお伝えしたとおり、社長プレゼンの前にこれから企画する内容のポイントを確認したいのか。今日は定例の報告書のような報告がベースだよという内容なのか。期待値コントロールを表紙で端的にするにはビジュアルやデザインの直感的な伝達要素も絶対に欠かせない要素だと思っている。 そして、その後はアジェンダ(目次)紹介ページ。アジェンダ紹介ページは小説の章の説明ページようなものだが、これはできれば章は3つまでだと思う...

ブレストってnanda?

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新型コロナウィルス対策の東京都自粛段階が先日ステージ3になった。 今まで広告企画営業職の会社員としてオフィスで打ち合わせや企画提案書を描いては外でプレゼンや打ち合わせを繰り返して仕事の後外食や飲みに行ったりホットヨガに行ってから夜中に帰宅する平日ライフを送っていた私が、今は自分の会社のオフィスはもちろんクライアントのオフィスにも行かず文字通りすべての仕事を在宅からこなし、もうそれが平日の私のnormalになっている。 そしてそのnormalが染み付いて4ヶ月も過ごしてきた中で、以前の当たり前のように平日夜に同じような業界で仕事をしている友人と外に食事に行ってもある程度気兼ねがないステージとなると、美味しいものをスクリーン越しではなくリアルに一緒に食べながらマーケティングや仕事についてあーでもないこーでもないとカジュアルに話せるというのが今は私にとっては非日常で、だからこそ今まで気づかなかった幸せ感やありがたみをしみじみ感じる。 そんな中、久しぶりにオフラインで会う友人と在宅勤務での変化や苦労話など夜楽しく外食とお酒を呑みながら色々話している中で、ブレストの話になった。 オンラインミーティングということを差っ引いても、そもそも成功するブレストというのは本当に難しいと思うという話。 「A商品の〇〇〇の戦略のアイデアを出し合おう」「アイデア出すのにNGはなし」「否定はしないでください。それいいね、から意見を出そう」 これらはブレストには大事なことだし、いろんな視点をいろんな角度から出し合うのがブレスト=Brain Stormingで、文字通り脳をかき回す集団思考法でアレックス・オズボーン先生が提唱した議論法はその有効性も各所で実証されている。 ただ、いくら脳味噌をかき回すためにアイデアを出しまくろうといっても、そのかき回し範囲の責任をとるのがそのブレスト会議を企画した人の義務ではないか、という話になった。 例えば、既存のレシピ情報サービスをさらに収益をあげていける策を考えようというブレストを実施するとする。 そのサービスは、B2Bで食品飲料メーカーをはじめとした大手企業からの広告掲載収益で成り立っているが成長率の限界がみえている。 さあ、今の昨年対比の売上高+5%の伸びから、+15%にするにはどんなアイデアがある? 自由にポストイットか在宅ならオンライン会議ツールのチャッ...